~地域の課題解決と新たな人脈形成~
デジタルサービスのリコー(東京)から社員9人がワーケーションを兼ねて富良野を訪問し、市内の事業者に向けた課題解決の提案を行いました。都市部から富良野へと赴いた社員たちは、富良野ならではの風景と人々との交流を楽しみながらも、地域の課題解決に積極的に取り組みました。
富良野での地域課題共有・解決を目指して
神奈川や東京から参加した9人のリコー社員は、10月7日から11日までの5日間、3つのグループに分かれて富良野の地域事業者を訪問しました。具体的には、運送会社「富良野通運」、青果店「藤林商店」、そして介護事業などを展開している「すまいふらの」の3事業所で現場体験や課題の聞き取りを行い、最終日には複合庁舎でプレゼンテーションを実施しました。
社員たちは、ファックスの紙文書を電子化するアイディアや業務効率化に向けたマニュアル整備の必要性などを提案し、関係者らと活発な意見交換を行いました。
地元との交流と自然環境を満喫
滞在中にはNPO法人「富良野自然塾」での自然環境の学習や、地域事業者との交流会、さらに自由時間には観光も楽しみ、充実したワーケーションを体験しました。訪問した3つの班のリーダーたちに、このワーケーションで得た経験についてお話を伺いました。
インタビュー:リーダーたちが語るワーケーションの感想
Aさん「ワーケーションで得た人脈と四季折々の富良野」
今回のワーケーションで得たものは、人脈です。都会では人と目を合わせることも少ないし、会社でも知らない人ばかりです。でも、富良野では市役所の方をはじめ、企業の方や飲食店の方、宿の方、すべての方とコミュニケーションが取れて純粋に楽しかったです。富良野に来てよかったことは、人もそうですし、空気がとても澄んでいることですね。普段はパソコンばかり見て目が疲れますが、緑ときれいな空気に癒されました。このワーケーションで得た人脈を活用できたらいいなと思います。また、地元の方から紅葉の秋だけでなく、冬・春・夏とそれぞれの良さがあると教えていただいたので、季節を変えてまた訪れたいと思います。」
Bさん「地元の方との深いつながりと初めてのワーケーション体験」
「今回のワーケーションで得たのは、地元の方たちとの深いつながりです。課題解決型ワーケーションということで、普段の仕事とは違い、地元企業の方たちと密に関われたことで、自分の経験やスキルもこうやって活かしてもらえるんだなと気付けました。普通の旅行ではここまで深い絆は生まれないなと実感しています。富良野で良かったこととしては、ワーケーションに初めて参加したのですが、一人で知らない土地に行って宿や交通手段を考えるのは難しいと思っていましたが、市役所の方のサポートで安心して体験できました。今後も富良野市とつながっていきたいですし、別の季節にも訪れたいです。」
Cさん「新たな居場所と刺激的な体験を得たワーケーション」
「まずは、この機会をいただいた富良野の皆様に感謝したいと思います。ワーケーションで得たものは、自分の新しい場所ができたことだと思います。具体的には、自分と縁のある人たちができ、また会いたい動物たちや、五感で感じたい自然なども得られたかなと思っています。富良野で良かったことは、大自然とそこで働く人たち、暮らす人たち、そしてその文化に触れられたことです。私は関東横浜で暮らし、働いていますが、富良野のような雪国ならではの文化があり、全く違う環境に刺激を受け、新しいアイディアや面白い事柄にたくさん出会うことができました。この経験をもとに、会った事業者の要望や自分の会社への思いを他部門に伝えたいと思います。またプライベートでも家族を連れて富良野を再訪したいと思っています。」
まとめ:富良野でのワーケーションがもたらす地域活性化と社員の成長
リコー社員たちの富良野ワーケーションは、地域の課題解決に貢献するとともに、都市部に住む社員たちにとって新たな発見や人脈形成の場となりました。地元の方々との交流を通じ、仕事以外の関わり合いが生まれることで、地域活性化の一助となると同時に、社員自身の成長にも繋がったことがわかります。