鶴居村は釧路湿原に囲まれた人口2,600人ほどの小さな村です。道東の拠点都市である釧路市から近く、ひとたび訪れればヨーロッパの田園風景のような美しい景色と澄んだ空気が出迎えてくれます。タンチョウ観察、大自然の中に飛び込んでいけるカヌーやサイクリング、美味しいチーズやワイン、ヒツジやウマなどの動物たちとの触れ合いなど、素敵な価値観を教えてくれるはずです。
国の特別天然記念物で、村鳥である「タンチョウ(鶴)」が住まう村として知られています。厳冬期の給餌など、地域をあげた保護活動の結果、現在日本で確認されているタンチョウの半数近くが村内に生息しています。冬季には、二大給餌場である鶴見台と伊藤タンチョウサンクチュアリのほか、音羽橋などにおいて多くのタンチョウを観察することができます。
日本最大の湿原・釧路湿原国立公園は東京23区がまるごと収まってしまうほどの大きさで、ここを見下ろすことができる「宮島岬」と「キラコタン岬」は、1920年代に絶滅したかと思われたタンチョウが再発見された場所の一つです。その絶景と圧倒的な川の蛇行の美しさは言葉を失うほど。ぜひ一度お越しください(※天然記念物区域であり、立ち入りには許可が必要です)。
昭和初期、鶴居村は畑作や馬産などが中心であったため、度重なる冷害や終戦による馬の需要の落ち込みにより、大変な苦難の時代を迎えました。しかし、昭和30年代後半からは冷涼な気候に適した酪農への転換に成功し、現在では北海道でも有数の酪農郷として飛躍を続けています。雄大な牧草地でのどかに草を食む乳牛の姿は、多くの人たちの心を和ませ「酪農郷つるい」の風物詩になっています。
鶴居村の大自然が育んだ乳牛から生まれた牛乳は、乳質日本一に輝いた実績あり!この牛乳を使った本格チーズは、平成29年6月にベルギーブリュッセルで開催されたiTQi(国際味覚審査機構)国際コンクールにおいて、ナチュラルチーズ「鶴居(プレミアムゴールドラベル)」が優秀味覚賞(二ツ星)を受賞したほか、ALL JAPANナチュラルチーズコンテストでは、初出品から最高賞などを含む連続受賞を果たしている特産品です。
釧路空港は東京(羽田・成田)、名古屋、大阪(伊丹・関西)、札幌(新千歳・丘珠)など、全国の主要都市と結ばれています。レンタカーを利用すると、釧路空港から鶴居村市街地へは約40分で到着します。
NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会では、長期滞在型の宿や、電源使用OKの飲食店情報などをまとめた「ワーケーションガイドブック」を作成しました。大自然を満喫しながら仕事に取り組む、鶴居村流のワーケーションを提案しています。
釧路湿原を有する2,600人の小さな村、鶴居村。特別天然記念物タンチョウが生息し、乳牛が草を喰む牧歌的な風景。タンチョウと満天の星空、酪農に村人と心の交流をする旅を広大な風景の中、非日常な時間を体感できる、長期滞在型観光「2,600人の小さな村で暮らす旅」を進めています。詳しくは「村民の声」で紹介しています。
鶴居村の中心地にあるふるさと情報館には、図書スペースや資料館などがあり、鶴居村の歴史や産業のほか、様々な暮らしの情報を得ることができます。建物の裏手にはプロムナードがあり、綺麗に整備されたベンチや遊歩道があるので、散歩をするのに最適です。
乳製品加工体験施設「酩楽館」では、鶴居村産生乳を使ったバターやチーズ、アイスクリームなどの乳製品やソーセージ、ハム、薫製などの肉加工、パンづくりの加工や体験などができます。「ナチュラルチーズ鶴居」のチーズ工房を併設し、コンテストで何度も金賞を受賞している自慢のチーズを購入することもできます。
大人から子どもまで誰もが楽しめる約12haの広大な運動場は、パットゴルフやテニスコート、ゴーカートなどの遊具施設も多く、気持ちいい汗を流した後は野外で炭火バーベキューを味わえます。また、隣接するグリーンパークで温泉と食事も楽しめます(※冬期間は休業しています)。詳しくは「鶴居村観光協会」で紹介しています。
広大な10ヘクタールの牧場には、宿泊できるセンターハウスや厩舎兼室内練習場などを完備しています。馬とのふれあい、そして釧路湿原国立公園の大自然の中をどさんこに乗ってめぐるトレッキングは、道内外の観光客に人気です。見るだけの湿原から、一歩ふみこむ魅力体験へ。詳しくは「鶴居どさんこ牧場」で紹介しています。
「お湯で選んだ日本の温泉(角川書店レタスクラブ)」で全国第2位に輝いた、湯量豊富な源泉かけ流しのお宿。pH値9.19の貴重な重曹泉は、血行を良くし、皮膚を活性化、アトピーにも良いとされています。まるで天然のアルカリイオン水です。オーナーはプロの写真家であり、ネイチャーガイドとしても活躍しています(※ガイドについては要問い合わせ)。
鶴居産牛乳とガーデン採れたての野菜やハーブ、自家製チーズを使ったオリジナルメニューを提供しています。丘の上の素敵な景色と優しい味のお料理でのんびりと癒されてください。Wi-Fiは屋外でも使用可能で、見晴らしのよい丘の上で読書や仕事もはかどります。ペットの宿泊も可能です(※無料)。
村に湧き出る温泉を利用したホテルから、地場の食材を活かした宿まで多くの宿泊施設があります。詳しくは「鶴居村役場ホームページ」で紹介しています。
鶴居村
3泊4日
東京から釧路空港まで約90分
釧路空港から車で約40分
国の特別天然記念物「タンチョウ」が住む村として有名な鶴居村。
人口2,500人の小さな村で、様々な分野でのデジタル活用の推進の検討と村民の意識醸成を図るためのプランです。
Day1
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移動
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テレワーク
Day2
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テレワーク
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村内小中学校or村民に対する講演
Day3
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村職員による村内ガイド&デジタル化に向けた意見交換
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テレワーク
Day4
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村内視察
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移動
廃校となった小学校の体育館を改装したブルワリーで、地域や自然、人々との「結び目」となることを目指しています。施設の視察も可能です。
村中心部にある 「むらづくり会社」では、テレワーク用にモニターや Wi Fi 、電源も完備しており、快適に仕事ができます。
4歳の息子さんと一緒に子連れワーケーションモニターツアーに参加された方の体験記をご紹介します!―『旅を通した子どもの教育を念頭に、大自然や酪農、その他鶴居村にしか無いことを感じることが今回の旅の目的でしたが、息子も「また鶴居村に帰りたいね」と言うぐらい鶴居村への愛着も生まれ、沢山得るものがありました』―
詳しくは「北海道型ワーケーション 公式Facebook」をご覧ください。