余市町は江戸時代よりニシン漁で栄え、「ソーラン節」発祥の地とされており、明治期に日本で初めて民間の農家によるリンゴの商業栽培に成功した町です。現在はニシンのほか、「えび」「いか」「かれい」漁などがさかんに行われ、近年では町産ブランドの牡蠣やムール貝の養殖も行っています。一方、道内でも温暖な気候を生かした、果樹の栽培も盛んで、リンゴ、ブドウ、梨などの生産量は全道一を誇っています。近年では、果樹産地としての特性をいかしてワインが産み出され、ワインやウィスキー等のお酒のまちとしても知られています。
積丹半島の付け根に位置し、新千歳空港から高速道路で約80分、札幌・小樽などの都市部やニセコ・積丹などの観光リゾートエリアからも車で60分圏内と“交通の要衝”に位置しています。オンシーズンには日帰りでの果物狩りやウニなどの海産物を求める観光客のほか、近年ではワイン醸造用ぶどうのヴィンヤード風景といった自然景観や、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定された美しい海岸線をいかしたSUP等の体験型観光ができる町としても知られています。
余市町は、2011年に内閣総理大臣より北海道初となるワイン特区の認定を受けた国内トップクラスのワイン醸造用ぶどうの生産量を誇る町です。果樹産地としての歴史が深く、高い栽培技術をもつ生産者が集積するぶどう産地である本町のワイナリーから産み出されたワインは、世界のベストレストランで何度も世界一に輝くレストランで採用されるなど、国内外のワイン業界から大きな注目を集め、現在19軒のワイナリーが集積する「ワインのまち」として成長を続けています。
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